TOEICの点数、伸び悩んでいませんか?
スピーキングもないし本当の英語力は測れないという意見も見ますが、
転職市場でも認知度が高くてまだまだコスパがいいのがTOEIC。
特に私は理系なので、英語が得意でない人が多い中で、TOEICでいい点数を取っておくことは、院試でも就活でも転職でもかなり有利でした。
この記事では、私がTOEIC800点台になるまでと、900点台になるまで、その後900点台を維持していた時の3つのレベルに分けて、それぞれで当時やっていたことを書いていきます。
レベルによって学習方法も変わってくるので、参考になるかと思います。
900点台になる前のものは手元になかったのですが、900点台を維持している実績として直近の結果を一応載せておきます。
(青のIPは会社でやっているもので公式ではないので参考点数です)
Totalのハイスコアは940点、リスニングハイスコアは495点満点、リーディングハイスコアは470点です。
もちろん満点の方には叶うはずもないですが、留学・駐在経験もなく、理系にしては点数が高い方だと思っています。
TOEIC940点取るまで&900点台を維持するためにやったこと
この記事では自分にとって効果があったと思う方法を書いていきますが、
万人に通用する方法というものはないので、色々と試しながら合う方法を見つけていただけたら幸いです。
※2020年4月時点の情報です。今後TOEICの出題形式や傾向、ルールが変わることは十分にありえますので、その時その時の状況と照らし合わせてご覧ください。
TOEIC 800点台まで(645→810点)
初めて受けたTOEICは645点でした。
ここから810点を取るまでにやったことが以下です。
単語帳を一冊まるまる覚える
1番効いたと思うのはこれでした。
具体的には、この本に出てくる単語をひとつ残らず覚えるようにしました。
騙されたと思ってやってみてください。驚くほど長文が読みやすくなります。
(ひとつ残らずは言い過ぎかもしれませんが、そのくらいの心意気で!)
もちろんずっと全部覚えていることはできないかもしれません。それでも、一度覚えた単語は、なんとなくの”雰囲気”が心にあります。
例えば、ネガティブな感じなのかポジティブな感じなのか、堅苦しい感じなのかラフな感じなのか。
そういうちょっとした”雰囲気”が長文読解の理解の鍵になることがしばしばあります。
とにかく英語を聴く
この頃からとにかく聴くを意識していました。暇さえあれば英語音源を流していました。
通勤中や移動中はもちろん、家にいる時も極力英語音源を流すか、お気に入りのドラマや映画を英語で流していました。
でもどうしても英語はBGMになってしまうので、途中で寝ちゃうことも多かったです笑
おすすめは上記の英単語スピードマスターの音源や速読英単語の音源などがいいかと思います。
リーディングは長文パートから解く
小手先のテクニック的なものですが、わたしには合っていました。
理由は単純で、最後に長文は疲れて頭が拒否するからです。
マークシートの位置を間違えないようにだけ気をつけましょう。。
(これで焦ったことも何回か・・・)
ただ、TOEIC600点に到達しておらず、長文パートでの点数獲得が難しい方は得点が取れる確率の高いPart5から進める方がいいかもしれません。
リスニング問題の時、執拗にマークシートを塗りつぶさない
これも小手先のテクニックですが。
リスニング中はとにかく次の設問を早く読むことがキーとなりますよね。
丁寧にマークシートを塗りつぶしていると読めないまま次の問題に突入となり兼ねません。
このため、私は大まかにグリグリっとしておいて、Part4が終わった時点で綺麗に塗りつぶす方法をとっていました。
ただ、このマークシート塗りつぶしでも時間がかかるので、もちろんその分リーディングの時間が減ります。一長一短ではあるので、自分が得点を取りたい方を考えて実施する必要があるかもしれません。
おまけ 今だったら・・・
私がこのレベルだった時にはなかったのですが、今だったらAmazon audibleで英語教材を読み上げてもらうのもおすすめです。
2020年4月現在、初めての方は無料で1冊もらえます!
アルクのキクタンやENGLISH JOURNAL、起きてから寝るまでなども対象です。
https://chiikueigo.com/2020/05/02/audible-english/
また、こちらも当時はなかったですがスマートスピーカーAmazon Echo のAlexa(アレクサ)の機能が便利です。
こんなことができます。
英語クイズ
最初の人が話す→次の人の答えを3択で選ぶ、というPart2の練習ができます
当たるとすごーい!と褒めてくれます笑
キクタン
英単語→日本語の順でノリノリのリズムに合わせて話してくれます
TOEIC 900点台まで(810→905点)
800点台になって少しずつ強みになってきたかな、でもやっぱりなんとか900点まで持っていきたい!と考えていたのがこの頃です。
ディクテーション
ディクテーションに力を入れ始めたのがこの頃です。
ディクテーションとは?

簡単にいうと、文章を聞いてそれをそのまま書き写す練習です。
書き取った文章をテキストと合わせて確認することにより、構文や文法、単語力などがアップします。
教材としてはCNN English Expressがおすすめです。
記事のほとんどに音源+テキスト+解説もあるのでこれ一冊で済むのが親切です。
公式問題集
“公式”ってどれでもなんだか鈍臭い感じがするかもしれませんが、侮れません。
TOEICにも公式問題集があります。
これを使って、同じ問題を何度も繰り返し解くというのが効きます。新しい問題じゃないと意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、意外と同じところでつまづきます。
そういうところを潰していくことで地道な得点アップに繋がります。
少し値段が張るのが残念ですが・・・
TOEIC Test プラスマガジン
これ自体にも問題が載っているので繰り返し解くことができるのですが、
特典でついてくるオンラインで沢山の問題を繰り返し解ける権利がいいです。
今まで何度もお世話になっています。
オンライン英会話
この頃レアジョブでオンライン英会話を始めてみました。
ここでは、Daily news articleという教材で、長文読解&問題の解答をなるべく短時間に行う、という練習をしていました。
それ自体も役に立ったのですが、何より人と話すことでモチベーション維持につながったと思います。無料体験もできますので、ぜひ試してみてください。

おまけ失敗例 TIME(タイム)誌
意気込んで定期購読してみたものの、あんまり読まずに終わってしまいました。。
字が小さくて多くて、書き込みもしにくい。
まだ早かったです・・・今ならもう少し活用できるかも?
ちなみに私はこのレベル(905点時点)で外資系企業に転職をすることになります。
↓その時知っておきたかったこと・・・

多分この点数がなかったら履歴書の時点で落ちていたと思うので、TOEIC様様であります。
TOEIC 900点以上維持
一度900点台を取れるようになると、そこまでの労力に比べると少しの努力で維持できるようになっていると思います。
リスニング力・リーディング力は落ちにくいですし、文法もそれまでの学習で苦手なところがだいたい分かっているので、そこを直前に重点的に確認するようにします。
シャドーイング
この頃はシャドーイングをすることを意識していました。
シャドーイングとは?

簡単にいうと、音源を止めることなく、聞こえてきた文章をそのまま口で再現しながら次の文章を聞いてを繰り返します。
こちらもCNN English Expressがおすすめです。
文法は直前に一気に
文法は一番苦手なので偉そうなことは言えないのですが・・・
流石に何度も受けていると苦手なところが分かってくるので、TOEIC試験直前に同じ問題集を解いて思い出すようにしています。何度も間違えてしまうところだけまとめておくのも手です。
このような上級者向けのポイントに絞った教材を繰り返し解くというのもやっていました。
TOEIC Test プラスマガジン
900点台まででも出てきましたが、とにかく何度も解くことがこのレベルでも効いてきます。
形式を思い出して問題を解いていく感覚を戻すことが大切です。
ネイティブの先生でも、TOEICつまんなすぎて集中続かない!難しい!と言っていたので、この集中して問題を解いていく感覚を取り戻してから試験を受けるだけでも違うと思います。
まとめ
TOEICがこれだけ浸透している現在、点数を高くすること、それを維持することはまだまだ強いと思っています。
一見つまらないですが、点数を取るゲームと思って割り切って取り組むのもありだと思います。
上記のレベル別の実施してきたことが、少しでも役にたてば幸いです。
TOEICに飽きたら、話す練習をすることで楽しく英語を学びましょう!

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