「外資系企業、日系企業と比べて文化は違うと聞くけれど、どんなところが?」
「日系企業から外資系企業に転職しようと思っているけれど、どういうところに気をつければいいんだろう?」
そんな風に思う方も多いかと思います。
この記事では、私が欧州系の外資系企業に勤める中で感じた、”この違いは事前に知りたかった”という項目について書いていきたいと思います。今回はその中でも会議に絞って書いていきます。
私は以前、新卒でガチガチの製造業の日系企業に勤めていました。
そこから転職してもうかれこれ5年以上、欧州系の外資系企業で働いています。
転職した当初、日系企業しか知らなかった私には、いわゆるカルチャーショックに驚くことが沢山ありました。
180°違うのでは、という環境で、手探りで慣れようとする中で、見えてきた違いを共有させていただきます。
※今回書いていく内容は、あくまで私の体験であり、全ての会社に当てはまるものでは決してないことをご了承ください。また、しつこく欧州系と書いていますが、転職エージェントの方からも、外資といってもざっくり米系と欧州系があり、そこでも文化がかなり違うと聞きました。あくまで欧州系の会社に勤めているある日本人の一つの経験談として見ていただければ幸いです。

日系企業では習わなかった外資系企業に転職する前に知っておくべきこと 会議編
さて、最初に書く記事として会議編を選んだ訳ですが、それはなぜかというと、真っ先に評価に繋がってしまいそうな気がしたからです。
上司と1対1の場面では優しく教えてくれるかもしれませんが、会議では多部署やマネジメントクラスなどと一緒になることも多く、それで悪い印象がついてしまうとよくないかなと思います。
これも会社によるとは思いますが・・・日系と比べて外資系は従業員を辞めさせるのに躊躇がない気がします。(私は2社しか経験していませんがそれでも感じます・・・)
というわけで、みていきましょう。
1. 会議で黙っているやつは無価値
この違い、結構大事だと個人的には思っています。
日系企業にいた時、大人数でずらっと会議室に入って、聞いているだけの会議がありました。寝てるおじさんとかも多かったりして・・・
これ、アウトです。
まず会議に出席している時点で頭を使って意見したり質問したり、参加しないと無価値です。しかも、それができていなくても指摘してくれる人もいないです。
ただ、何しにここに来たんだコイツ・・・と思われて終わりと思います。
とはいえ入ったばかりはなかなか事情も分からず、意見は難しかったりするので、最初のうちはとにかく質問するようにしていました。
2. アジェンダがない(決めることが決まっていない)会議は出る価値なし
うーんこの案件どうしようとりあえず関係者全員招集して考えるか!
そんな会議、あったりしませんか?
それ、アウトです。
プロジェクトをやっているので結構上の方まで会議招集すること多いのですが、まだよく分からない頃、怖いことがありました。
海外からのメンバーが来日し、バタバタしていてアジェンダを用意していなかった会議で、入ってきた上司の上司が、
「この会議では何を決めるんだい?アジェンダもない?話にならないね」
そう言って、本当に会議室から帰ってしまったんです。この時は青くなりました。
ダイレクターの仕事は判断すること。
要は、”その会議で決めなければいけないこと”がはっきりしていなければ出ても意味がない、ということでした。
それからしっかりアジェンダを準備するようになりました。。。
(もちろん資料自体作り込んで無駄な時間かけることはないですよー)
3. コストと期間とリスクは必ず把握
とにかく聞かれるコストと期間とリスク。
計画をこう変更したい、という時には必ずコストと期間と新たなリスク(リスクはいいものも悪いものも含みます)の最新版を用意していかないといけません。
日系企業に勤めていた時は、コストに関してそこまで厳しくありませんでした。
しょうがないよね、お客さんが言っているならやらなくちゃいけないもの。
そんな雰囲気がありました。
個人的な意見ですが、日本のようにお客様=神様なのでコストかかるのはしょうがない、という意識がないので、その分かなりシビアなんだと思います。
(この変更はコストがかかるので、そちらが負担してくれるならやります、と平気でなるので日本企業に慣れたお客さんと接する時には非常にやりにくい・・・)
おまけ 参加スタイルも自由です
これは会社によるのかもしれませんが・・・うちの会社では会議中に何かを飲んでようが、おやつを食べていようが、誰も気にしません。カップ麺食べてる人とかも普通にいます。
この辺も会社によるのかもしれませんが、日系企業でおやつを食べながら会議に出ている人にはついぞ会ったことがありませんでした・・・
四半期の報告会などではお菓子が会社から用意されたりもします。
超蛇足ですが、食べづわりだった私は常に何かを食べていないと気持ち悪かったので大変助かりました。
まとめ
日系企業では習わなかった外資系企業で働く前に知っておくべきこと 会議編いかがだったでしょうか。
1. 会議で黙っているやつは無価値
2. アジェンダがない(決めることが決まっていない)会議は出る価値なし
3. コストと期間とリスクは必ず把握
この3つが私が感じた、外資系企業で働く前に知っておいたほうがいいポイントですので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると嬉しいです。
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