一般的に理系の方は英語含め言語が苦手なことが多いですよね。
周りもそんなにできないし、テクニカルなスキルはあるし、英語なんて学ばなくていいかな。
そんな考えがチラついたことはないでしょうか。
否!
むしろ私は理系のかたこそ英語を身につけておくことをおすすめします。
ひとことで言うと、コスパがいいから。説明していきます。
Q. 理系だけど英語必要? A. 必要です!5つの理由と勉強法
この記事では、理系のかたが英語を身につけたほうがいいと思う
5つの理由と具体的な勉強法を書いていきます。
ちなみに私は理系(工学部院卒)なのですが、TOEICハイスコアは940点(リスニングハイスコアは満点)で
現在欧州系の外資系企業で海外の拠点の同僚と英語で仕事をしています。
留学・駐在経験はありません。
理系+英語が人生の中で何度も私を救ってくれたので、
理系のかたで、英語勉強しなくていいかな?英語学習疑問だな?と思っている方に
ぜひ読んでいただきたいと考えています。
1. 理系×英語=希少人材になれる
全般に言えることなので一つだけ階層が高いですが、とにかくコスパがいい。
文系で英語を武器にしよう、と思うと、かなりレベルをあげないと
帰国子女などのナチュラルにすごい人に勝てません。
でも理系ならば、科学・工学などの知識が基盤としてあるので、
プラス英語、とすると希少価値があがります。
まして周りの理系のかた、結構英語が苦手ではなかったですか?
そこで周りより英語に注力することで、差別化できます。
しかも、文系のようにガッツリ身につける、までいかなくてもいいので
コスパが非常にいいのです。
あとはこれはディスになってしまったら申し訳ないのですが、
私のいた工学系はどこも似た感じの雰囲気のメガネの黒髪男性だらけでした。。
あいつ英語できるらしいよ!となればそんな中で埋もれず、覚えてもらいやすくもなると思います。
2. 情報収集力が格段にアップ
詳しくはこの記事に書いていますが、英語での情報が収集できるようになると、
アクセスできる情報の量が格段にアップします。

また、日本語だけの情報に頼るよりも、同じ情報を英語でも検索することで、
ダブル・トリプルチェックもできて信頼性が増します。
3. 進学・就活・転職に有利
TOEICの点数が高い、英語が話せる、などは就活・転職市場でもかなり有利にはたらきます。
事実、大学院の試験の際に試験に使うTOEICの点数が周りの工学部生と比べてかなり高かったので、
他の教科をおおいにカバーしてくれて、全体の点数としても上位に食い込み合格することができました。
また、日系企業から外資系企業に転職しましたが、前職ではまだ2年も働いておらず
経験としてはそこまでなかったのですが、TOEICが900点を越えていたことで
おそらく外資系にあるであろう足切りラインを突破して転職ができました。

4. チャンスがまわってきやすい
理系で英語ができると、それだけで会社でも貴重な存在になり得ます。
特に会社の中で英語が得意な方でも、文系出身の方では
専門用語が多い工学分野の通訳は大変そうなのを見てきています。
そこで、理系の知識+英語が生きてきます。
私と現在の同僚、そして以前勤めていた日系企業の友人なども含めると、
ざっと書き出しただけでもこんなチャンスが舞い込んできています。
・海外とのプロジェクトに入ってくれ
・海外からの来客(そこそこVIP)があるから相手をしてくれ
・海外での短期の研修プログラムに応募してみる?
・海外の大学で学んできなさい(!)
・お客さんを連れて海外視察に行くから、アテンドしてくれ
・ちょっと3ヶ月くらい海外の拠点で手伝ってきて
・海外拠点の従業員が日本のお客さんのところに行くから、一緒について行って
・ちょっと海外の人きててパーティーするから、どう?
なんだか今後につながるチャンスがごろごろ転がっていそうですよね。
特にお客さんや海外のVIPの相手などは、普段ならなかなか下っ端社員にはまわってきません。
それが、英語ができるだけでまた話が変わってくるのです。
理系で英語ができるポジションを取ることは、かなり美味しいです。
5. 視野が広がる
仕事で海外の人とたくさん関わるようになり、自分自身の価値観がどんどん変わっているのが分かります。
たとえば海外の人は結構、時事問題や社会問題系の意見を聞いてきます。
カロウシって本当?とか、原発事故ってどう感じたの?とか。
そんな中で改めて、自分の意見を持つ大切さを感じます。
(ただ、もちろんセンシティブな話題についてはその人との関係性ができてからにしたほうがいいですが・・・)
あとは、これは私だけだったかもしれませんが、ずっと
”外国の人たちがこの瞬間も全く違う言語・文化で普通に生活している”
ということになんだか現実感がなくて、少し物語の中のことみたいにどこか遠い感じでした。
それがよく外国のかたと話すようになり、一気に現実のこととして実感できるようになってきました。
全く別の言語で愛も語るし、綺麗なものを観て感動して言葉を失って、小さなことで笑い合う。
そりゃあ子供も熱を出すし、解決しない問題にピリピリするし、ローンに悩んだりもする。
それが実際の現実として想像できていますか?
私はそれができるようになって初めて、世界がある意味で小さいことを理解しました。
超個人的 理系の方におすすめの英語勉強法
周りの理系で英語が苦手な人を見ていると、
”英語の勉強”だと思うから苦痛なのではないか、と思います。
そういう方は語学というものが根本から好きじゃないし興味がないんですよね。
そこで、好きなことを”英語で”学ぶことで英語力をアップしていくのはいかがでしょうか。
私は英語が好きですが、それでも文法や単語を覚えるのは苦痛でしかありませんでした。
でも、”好きなことの勉強を英語でする”ためには、単語を調べたり何度も繰り返し観たり読んだりすることが、苦痛ではありませんでした。
そういう訳で、”英語で”学べるものをいくつかご紹介していきます。
※これをすればたった1ヶ月で英語ができるようになる!というような特効薬的なものでなくてすみません・・・。英語が一朝一夕で身につくことはないと思っているので、それをうたっているのは怪しいとすら思っています。なので、”英語自体”が少しでも苦痛でなくなる勉強法を、と思い書いています。
TED:社会問題・テクノロジー
詳しくはこちらの記事にも書いていますが、TEDは英語の勉強にも最適です。

きっと理系のかたならばジャンルでいうとテクノロジー・サイエンスあたりできっと
どストライクなプレゼンが見つかると思います。
私はよく宇宙関係、最先端科学関係の動画を観てここまできているのか!と震えて楽しんでいます。
Coursera:自然科学・テクノロジー
私が個人的におすすめしたいのは、オンライン大学で提供されている
無料の講義に申し込んでしまうことです。
とにかく、好きなトピックで受講可能な講義を見つけたら、
”でも英語じゃ無理かな・・・”と思う間も無く、もうすぐに申し込んじゃいます。
無料のものであれば失うものは何もないです。
でも、効力があるわけではなくても、”修了証がもらえなくなる”というのが
たまらなく悔しくておそらく頑張ることになります笑
これは言ったら怒られてしまうかもしれませんが、理系ってオタク気質のかた多いですよね。
もちろん私もそうです。そしてオタクは、突き詰める。諦めない。
その力を、ここで発揮してみてはいかがでしょうか。
詳細はこちらの記事に書いています。

Udemy:プログラミング・デザイン
シリコンバレー発でテック系に強いUdemy。
私自身は英語で受けたことはないのですが、英語で受けるとしたほうが選択肢が多いです。
ジャンル的には開発・ITとソフトウェア・デザインなどがご職業的にも近く興味が湧くのではないでしょうか。
その他にもビジネス・仕事の生産性など幅広く使えるスキルの講義もありますので、
ご自身の興味がある教材を探してみてください。
詳細はこちらの記事にあります。
https://chiikueigo.com/2020/03/05/onlineudemy/
オンライン英会話
ぜひとも検討して欲しいのが、オンライン英会話です。
会話がメインのイメージがあると思いますが、
たとえば私が受講しているレアジョブ英会話では時事問題やニュースを扱った
Daily news articleというのが教材として提供されています。
過去のものも遡れますので、好きなトピックを選んで用意しておき、
レッスン開始したらそちらを使って講師とディスカッションをすることができます。
講師のかたの経歴などもプロフィールにのっていますので、自分と近い分野のかたを
選んだりしても話が弾みそうですね。
オンライン英会話についての記事はこちらです。

理系が英語を勉強したほうがいい5つの理由と勉強法 まとめ
理系が英語を勉強したほうがいい5つの理由と勉強法、いかがだったでしょうか。
私は理系+英語を武器にここまできたので、もしあなたが同じ理系ならぜひ今からでも英語を学習して欲しいと強く思います。
ぜひぜひ上述の方法で、”英語で”学ぶことで英語力を高めていってみて下さい。
よろしければこちらの記事もどうぞ!

