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おとなの学び

子どもが生きる将来の世界が不安な人に 今後30年を知って激変する時代を生き抜ける子に【2030年の世界地図】

2050年の未来

テクノロジーが爆発的に進歩していき、世界がグッと繋がった現代。

まだ小さい子どもがいる方は、こんなに世界の変化が激しくて、この子が生きる世界はどうなっちゃうんだろう、と不安に思っているのではないでしょうか。

そのような方はぜひ、「今後30年のテクノロジーと社会の変化」を、2020年4月生まれの架空の男の子の成長とともにこの記事で見てみてください。

子供の成長とテクノロジーの進化
Contents
  1. 子どもが生きる将来の世界が不安な人に 今後30年の未来を知って激変する時代を生き抜ける子に【2030年の世界地図】
  2. 2020年現在
  3. 2023年の未来
  4. 2024年の未来
  5. 2025年の未来
  6. 2027年の未来
  7. 2030年の未来
  8. 2033年の未来
  9. 2035年の未来
  10. 2040年の未来
  11. 2045年の未来
  12. 2050年の未来
  13. まとめ

子どもが生きる将来の世界が不安な人に 今後30年の未来を知って激変する時代を生き抜ける子に【2030年の世界地図】

この記事では、今後30年のテクノロジーの発展予想について、落合陽一さん著の「2030年の世界地図帳」のテクノロジーの未来年表をベースにまとめています。

また、私は理系で自然科学・テクノロジー全般に興味があるので、関連するトピックの中で気になったものに対してその他のソースからも情報を補填してまとめています。

※今回の記事ではこちらの本の主題であるSDGsや日本がどのような戦略を取っていくべきか、の議論については扱っていません。あくまでこの本を構成する一部分であるテクノロジー年表にフォーカスしています。

 

2020年の4月に生まれた2020くんの成長とともにテクノロジーの進歩を見ていくことで、より身近に感じられるのではないかと思います。

そして、どのような世界になっていくかを感じることで、お子様を育てるにあたりどのような能力を伸ばしていくべきか、変化に対応する力をどう養っていくかを考えていけると思います。

イラストの下に補足説明も書いていますが、イラストだけ見ていくだけでも大まかに把握できるようにしていますので、さっとでも見ていただけたら嬉しいです。

2020年現在

2020年現在2020くんは0歳。

現在の日本の人口は1億2600万人で、平均寿命は男性81歳、女性88歳ほどです。

「2030年の世界地図」の出版時から大きく状況が変わったのが、新型コロナウィルスの脅威です。それに伴い、1964年以来で東京で開催される予定だったオリンピック・パラリンピックの延期も決定されました。

5G運用開始

そんな2020年、いよいよ5Gの運用が開始されます。
これにより、高速・大容量・低遅延の通信が可能になり、VRやスマートホームなどの応用が加速していきます。

2023年の未来

2023年の未来

2020くんは3歳。

iPS細胞による歯の再生医療の臨床応用

前澤さん月へ

スペースXとのプロジェクトで前澤優作さんがアーティストとともに月へ行くことが予定されています。

2024年の未来

2024年の未来

2020くんは4歳。

火星へ有人宇宙船を送る(Space X)

2024年には、スペースXが火星に有人宇宙船を送る計画をしています。

使い捨てではなく何度も使える宇宙船で繰り返し人を送り、基地の建設を目指しています。

同時通訳可能なAIの登場

この時点で同時通訳可能なAIが登場してくると考えられています。現在の自動翻訳のレベルからすると、意外と早い印象ですよね。

これによりコミュニケーションが飛躍的に円滑になり、世界はさらに狭くなります。

量子コンピューターの発展

量子コンピューターとは、電子などのミクロな世界で、複数の状態を取ることができる(=重ね合わせ)性質を利用して、現行のコンピューターでは考えられないスピードで計算ができるという画期的なものです。

選択肢が膨大になる問題(例えば、セールスマンが10都市にまたがる訪問先を効率的にめぐる方法など)で特に実力を発揮すると言われています。

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2025年の未来

2025年の未来

大阪・関西万博開催

4/13-10/13の間、大阪の夢洲(ゆめしま)で開催される予定です。

自動運転による運送業の代替

ロボット手術の普及

ダ・ヴィンチのようなロボット手術が普及していきます。人の手+ロボットによる手術や、人の手よりも高速・高繊細な手術が可能になってきます。

東京への一極集中がピークに

 

2027年の未来

2027年の未来

リニア中央新幹線開業

超伝導技術を生かして高速移動を可能にするリニア中央新幹線が開業予定です。これにより、品川-名古屋間がなんと40分という驚きの速さでの移動が可能になります。

培養肉の商用化開始

生物を丸ごと育てることで食肉を確保するのではなく、細胞を培養することで肉を作ってしまおうという技術です。

食肉は倫理面だけでなく、その過程で出る温室効果ガスが膨大であることから批判されることも多いです。それらに対する一種の解決策として、注目されている技術です。

2030年の未来

2030年の未来 2030年の未来

SDGsの達成期限

2030年の世界地図帳で主題とされているSDGsの達成期限が2030年です。SDGsについては膨大になるので別の記事で書いていく予定です。

中国のGDPがアメリカを抜き1位に

2030年には中国のGDPがアメリカを抜くとされています。中国に次いでアメリカ、インド、日本と続きます。

新車販売に占める次世代自動車の割合5-7割を目指す

AIによる専門職の代替が始まる

弁護士、裁判官、税理士、警察官などの法律関係を中心にAIによる専門職の代替が始まると言われています。人間がやっていた頃には希少価値だった膨大な法律の知識や判例を覚えられる能力というのは、AIにとって得意分野だからです。

スマート農業の普及

ドローンやロボットによる自動での手入れや収穫が普及します。

日本の再生エネルギーの電源比率が22-24%に

太陽光発電の発展が見込まれています。

初の月面基地が完成

水素発電の商用利用開始

アンモニアを利用した水素発電は日本独自での試験導入がすでに始まっています。

飛行モビリティの実用化

こんなすぐにこないのでは?と思われるかもしれませんが、研究は進んでいます。

SKYDRIVE社のホームページでムービーを見てみると、グッと現実味を帯びてくると思います。

2033年の未来

2033年の未来

団塊世代の死去による相続ラッシュ

団塊世代で亡くなる方が増え、子供世代が相続税を払えずに、あるいは管理できずに一斉に売りに出すことで地価が暴落するとの予測があります。

日本の空き家率3割強

亡くなる方が増えることで、空き家率も増加し3割強となります。日本中で廃屋が増えてしまうと考えられています。

iPS細胞等による認知症や神経障がいの克服

 

2035年の未来

2035年の未来

AIによる知的職業の代替

研究者、コンサル、語学教師、クリエイターなどもAIへの代替が始まると考えられています。人間がしていた労働のAIへの置換が加速していきます。

バイオプリンティングによる再生臓器の製造

3Dプリンタ技術などを応用し、臓器の製造を行う技術が発達すると考えられています。

2040年の未来

2040年の未来

世界の再生可能エネルギーの発電量シェアが37%に

この頃には、再生可能エネルギーがさらに普及していると予想されています。世界的に実用化が進んでいるのが、太陽光発電と風力発電です。

平均寿命が100歳に達する

2040年代に平均寿命が100歳に達するという予測もあります。

2045年の未来

2045年の未来

シンギュラリティの到来

レイ・カーツワイルにより提唱されたシンギュラリティ(=人類を超える知性が誕生する)が起こると言われているのが2045年です。

技術進歩は直線的でなく、ある画期的な技術の発明により発展が加速していくという収穫加速の法則に基づく予測です。

エクストリームな予測なのですが、その予測の立て方がなかなか興味深いです。

汎用的な人型ロボットの普及が始まる

汎用的な人型ロボットの普及が始まるのがこの頃と予想されています。いよいよドラえもんの世界が日常になってくるのでしょうか。

2050年の未来

2050年の未来

メタボローム解析による主要ながんの特定

生体内に存在する代謝産物(メタボライト)を網羅的に解析することで特定しようという試みです。

宇宙エレベーター完成(大林組)

人や物資を経済的かつ大量に宇宙へ搬送するために地上と宇宙を結ぶエレベーターです。理論的には可能とされていましたが、実際に大林組で計画が進んでいます。

上空3.6万キロにターミナル駅を設置し、そこに人がいて荷物の発着をするようです。ホームページのムービーが面白いので見てみてください。

 

2050年の未来

まとめ

テクノロジーから見る今後30年の世界、いかがだったでしょうか。

今生まれる子供の年齢と合わせて見てみると、グッと身近に見えたのではないでしょうか。

どのテクノロジーもエキサイティングで、ものすごい変化の数十年になるというのが予想できますよね。

私もこの激動の世界で、当事者として子供のどのような能力を伸ばしていくべきか、変化に対応する力をどう養っていくかを考えていきたいと思っています。

 

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