我が家の3歳が毎週欠かさず楽しみに観ているのが、TV番組の「世界遺産」です。
お気に入りの回は録画を何度も何度も観て喜んでいるので、これも学びに生かしてみようかと思いたち、色々と関連するアクティビティを考えて実行しています。
毎週ランダムで自然遺産と文化遺産が放映されるので興味に留まらず知らない世界を広げてくれそうなのがいいところ。大人にも十二分に勉強になります。
純粋に映像が美しいので、まずはお子さんと一緒に観て興味を持ってくれそうだったら「世界遺産活動」をゆるく始めてみるのもいいかもしれません。
おうちPBL 「世界遺産」を学ぶアクティビティ&資料集
実際のアクティビティとそれに使っている資料をあげていきます。
また、これから子どもが大きくなったらやりたいと思っていることも備忘録的に書いておこうと思います。
国と場所を地球儀や地図で確認する
番組内でも主に扱っている場所は国と国のどこにあるかを地図で示してくれます。
その国自体が地球のどこにあるかを確認したり、関連して出てきた都市や地名も合わせて確認してみたり、日本との位置関係を確認したりします。
図鑑 move 世界遺産で調べてみる
moveの図鑑でそのものズバリの「世界遺産」というのがあります。
ここに載ってるかな?と一緒に確認して内容を読んだり、最後の世界遺産一覧で同じ国の他の世界遺産があるか確認したりします。
Google earth & Street viewで見てみる
今は画面の前にいれば世界中を旅できる時代。
Google earth & street viewを活用しない手はありません。
例えばポンペイとヴェスビオ山はこんな感じ。火山なら火口まで写真に撮って納めてくれている場合が多いので臨場感があります。
その国の文化を調べてみる&体験してみる
せっかくいろんな国が出てくるので、その国の文化を調べて体験するのもおすすめです。
あまり力を入れると大変なので、親御さんの知ってる範囲でも十分だと思います。
食べ物が簡単かなと思っていて、イタリアが出てきたらパスタを食べてみる、メキシコが出てきたらタコス屋さんに行ってみる、などでも十分身近に感じられそうです。
最近世界のお菓子図鑑というのを買ってみたので、出てきた国のお菓子をいっしょに見て美味しそうだねー!どんな味がするのかなー?などと話すのも楽しいです。
そこの国原産の野菜や果物があれば、それがいつどのように入ってきたのか思いを馳せるのも素敵です。
主食が違えばなぜそれを主食にするようになったのか、などおもしろいですよね。
これもおもしろかったです↓
何かと批判されがち?な国旗やその由来なども、調べてみると楽しいです。
日本との関係を調べてみる
そもそもこの国は知ってた?から始まり、日本とはどんな関係がある国なのか調べてみます。
小学校中学年〜高学年くらいになったら、地政学につなげていけるとよさそうです。
好きだったところを話し合う・クイズを出しあう
一緒に観ているつもりでも、意外と印象に残っているところは違かったりします。
どんなところがおもしろかった?と聞いてみます。
そう聞かれるとわかんないよーとなってしまうお子さんでも、お互いに簡単な問題を出すとお子さんがどこに興味を持っていたかが分かるかもしれません。
答えられることが重要なのではなく、そこからどう広げるかのヒントにつながるかも?というくらいに楽しくやるのがいいと思います。
どうやって撮影しているかを考えてみる
これはちょっと上級編ですが…映像にかなりこだわって作られている世界遺産。
せっかくならどこから撮っている?どうやって撮っていると思う?自分ならどんな撮り方をする?
そういうことを話してみるのも面白そうです。
(自然遺産の場合)その地形の成り立ちについて学ぶ
だいたい地形の成り立ちの分かりやすい説明動画が流れるので、それだけでも十分なのですが、復習がてら他の教材でも確認してみます。
地球の図鑑・本
地球関係の本に基本の地形が載っていることが多いです。よく参考にする図鑑・本です。
move 地球のふしぎ
うごかす!めくる!地球
地球 加古里子
美しすぎる地学辞典
アプリ
有料ですが、Tinybopというアプリの地球では、いろいろな地形ができる様子を早回しのようにみることができます。
(自然遺産の場合)水の循環とプレートテクトニクス・火山を深掘り
地球上の地形に大きく影響を与えるのが水の循環とプレートテクトニクスなので、この二つを学ぶとかなりの地形ができていくイメージが湧きやすくなります。
水の循環
水の循環を学ぶと、地球全体の営みが見えてきます。
本当にやり込めば天気や海洋の学びも入りますし、そこから海洋汚染の話や生命の誕生などへも繋げられます。
このNASAのサイトがおすすめです。
https://gpm.nasa.gov/education/water-cycle
水の循環を学ぶアクティビティはこちら
プレートテクトニクス
プレートテクトニクスだけではないですが、このYouTubeおもしろいです。
2:28からプレートの話が始まります。
火山
火山由来の特殊地形もかなり多いです。文化遺産ではありますが、それを生んだ富士山のあの美しいかたちも火山ゆえです。
火山を学ぶアクティビティはこちら
古代文明を学ぶ
世界遺産でよく出てくるのが古代文明。
出てきた古代文明について詳しく調べてみるのもおもしろいです。
我が家はmoveのふたつの図鑑を照らし合わせながら知識を深めてます。
(文化遺産の場合)作られた当時の生活を調べて想像してみる
作られた当時の生活を想像してみるのもおもしろいです。
漠然とは難しいので、例えばこの時代は洗濯機もなかったよね。どうしてたと思う?自分ならどうする?のようにかなり狭く落とし込んで一緒に想像してみるとイメージが湧きそうです。
(文化遺産の場合)世界の宗教を調べてみる
宗教と文化は密接に関わっていることが多いです。
グローバル化が急速に進む現代、宗教への配慮は避けては通れない問題でもあります。
なかなか難しいテーマですが、世界遺産で出てきた宗教を糸口にして、このこども世界の宗教のようにわかりやすいものから始めてみてもいいかもしれません。