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キモかわいい?深海魚・深海生物の世界を学ぼう ポスター・塗り絵あります

人類最後の秘境といわれる深海の世界。

今回はこの深海の世界にスポットライトを当てようと思います。

イエローサブマリン

キモかわいい? 深海魚・深海生物の世界を学ぼう

暗く、寒く、光合成が難しくなる深海では、生物たちもちょっと変わっています。

また、深海で地球上で最初の生命が誕生したとも言われています。

深海とは?からはじめて、深海魚・深海生物の世界もみていきたいと思います。

\深海生物好き?/

この記事の目的・学べること

こんなことを目的にこのページを作っています。

・深海の世界がどんなところか知る

・深海魚や深海生物などを知る

・自然科学や環境に興味を持ち、より詳しく調べたり、実際に見に行ったりと次の行動につなげるきっかけになる

・塗り絵やポスター、手作り深海魚釣りを通して手を動かすことでより身近に感じることで、学びの定着をはかる

・深海魚を実際に観られるところが分かる

それでは早速みていきましょう。

そもそも”深海”とは?

海洋動物学では水深200メートル以上、海洋学では2000メートル以上の深さを深海と呼ぶようです。

この200メートルというのは光が届きにくくなり、光合成がしにくくなってくる境目なので、生物の生きる環境が大きく変わります。

深海の水深別の分類はこのようになっています。

  1. 表層(epipelagic)
  2. 中深層(mesopelagic)
  3. 漸深層(bathypelagic)
  4. 深海層(abyssopelagic)
  5. 超深海層(hadal zone / hadopelagic)

 

水深6000メートル以下の超深海層は海溝の深部のみで、海全体に占める割合は2%にも満たないです。

\そんな超深海層にも生物はいるんだよ/

深海ってどんな環境?

深海の環境は地上や浅瀬の海とはかなり違います。

太陽の光は、水深200m程度で海面の0.1%になり、水深1,000m前後では100兆分の1程度のわずかな光になります。これは生物が検知できる光の限界だとされています。その先は、完全な「暗黒の世界」です。

水圧

圧力(水圧)は、10mもぐるごとに1気圧ずつ増えていきます。水深1,000mで約101気圧、水深6,500mでは約651気圧で、1cm2に約650kgの力がかかります。

温度

300mほどまでは10℃〜20℃ほどの水温がありますが、それ以降の深さになると急激に水温が低下していき、深さ3000m以上では1.5℃くらいで定着します。

循環システム

水(海水)は地球上を循環していることはよく知られています。

ところが、これらは表層と深海では混じり合うことなく、それぞれ独自の循環システムが機能しています。

\なかなか厳しい環境だよ/

人間はどこまで到達しているの?人間の生活による影響は?

2019年、探検家のヴェスコヴォ氏が潜水艦でマリアナ海溝の最深部の1万1000メートルに到達し新記録を達成しました。エベレストをひっくり返したよりさらに深いというので驚きですよね。

その際に、海底にプラスチックごみを発見したそうです。人類がたどり着くことができなかった場所に、人類が生み出した負の遺産が残っているというのは強烈な皮肉ですね。

深海生物ココがすごい!

上述のように、深海は実に過酷な環境であることが分かります。

そんな深海で暮らす生物が環境に適応した驚きの術をいくつかご紹介します。

赤い色が多い

深海魚をいろいろ見ていると、赤色のものが多いことに気づきます。

これは、赤い色は青い光よりも水に吸収されやすいため、深海では青系の体色よりも赤系の体色の方がその身をカムフラージュしやすいからなのです。

\僕たちも赤め/

水圧に耐える

ものすごい水圧がかかる深海に対応するため、様々な戦略があります。

浮き袋を持たない or 気体で満たさない

体に気体が入っていると圧力の影響を大きく受けてしまいます。

そのため、浮き袋を持たずに海底でじっとして獲物の方からくるのを待つ戦略をとったり(チョウチンアンコウ)、浮き袋を圧力の影響を受けにくい油で満たしたりしています(シーラカンス)。

硬い殻を持つ

硬くて頑丈な殻を持つことで圧力に耐えます。(ダイオウグソクムシなど)

 

わずかな光も逃さない

わずかな光も逃さないようにするため、ぎょっとするような大きな目を持っている魚がいます。

小さいオスが大きいメスと同化

深海では餌も少なく、そもそも生物の個体数が少ないため同じ種類の生物に会う確率が極端に低いです。

このため、ビワアンコウという種類のオスは、メスを見つけるとその体に噛み付いて、そのまま同化していってしまい、目や脳を退化させてしまいます。

精巣は残しながらメスの血管から栄養をもらって、時が来たら精子を提供するだけの存在になるのです。エクストリームな生き方ですね。

ココリコ田中さんの解説もいいです↓

深海魚・深海生物32選(筆者チョイス)

ここからは私チョイスの深海生物を32種類ご紹介します。

あとにいくにつれて水深が深くなっていくように並べています。
深海生物によっては活動範囲の水深が広いこともありますが、その場合は真ん中くらいのところに設定しています。

かなり長いので早くポスターとか塗り絵の方にいきたい方は飛ばしてください。

※権利の関係で写真は載せられないため、イラストで失礼します。
ぜひ実物を見にいく、検索する、などを一緒にしてみてください。

※文献により水深や一部説明などが違う場合があります。なるべく最新の情報を載せようとしていますが、古い場合もありますのでご了承ください。

ヌタウナギ

水深:〜250メートル

刺激を受けると大量の粘りけの強い粘液を出し、他の生物を窒息させてしまいます。

マンボウ

水深:0-800メートル

水面に横に浮いていることで有名なので、浅い海にしかいないのかと思いきや、結構深海まで潜っていくマンボウ。かわいいですよね。

\水族館では壁にぶつかって弱っちゃうよ/

オオベソオウムガイ

水深:10-600メートル

見ての通り原始的なイカやタコの仲間。

ミドリフサアンコウ

水深:90-500メートル

頭上の疑似餌で小魚をおびきよせ捕食します。

\この模様がかわいい/

サギフエ

水深:25-600メートル

ストローのような口で吸い込むようにして食べます。普段は頭を下にしています。

ヨロイザメ

水深:200-300メートル

目がでっかくて特徴的なサメ。時に自分より大きな獲物を狙うこともあります。

ベニテグリ

水深:70-600メートル

手繰り網という漁法で採れるために名付けられました。

ホンフサアンコウ

水深:280-500メートル

細かい棘がある、丈夫な厚い皮で覆われています。危険を感じると水を飲み込み体を膨らませて身を守ります。

ヒメカンテンナマコ

水深:100-700メートル

数多くのナマコが深海から捕獲されるものの、壊れやすく飼育が難しいです。

ナヌカザメ

水深:450メートル付近

生命力が強く、水から上げても7日間生きる、という言い伝えから。

シーラカンス

水深:200-700メートル

生きた化石と呼ばれる魚。沼津のシーラカンス・ミュージアムで冷凍のシーラカンスを見ることができます。

\口が可愛い/

チョウチンアンコウ

水深:200-800メートル

餌を装って獲物を誘うための頭部の突起が特徴。

\ひらひらするよ/

ウチダニチリンヒトデ

水深:300-700メートル

ヒトデの仲間。腕が放射状に伸びています。魚や甲殻類の死骸を食べて生きています。

ボウズカジカ

水深:100-1600メートル

体全体が滑らかなゼリー状の皮膚に覆われています。海底でじっとしています。

メンダコ

水深:200-1000メートル

パラシュートのようなタコ。吸盤が一列しかなく、スミも持っていません。

\耳みたいのが萌え/

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ザラビクニン

水深:200-800メートル

尼僧を表す比丘尼からつけられたもの。腹部に小さな吸盤を持つ。

リュウグウノツカイ

水深:200-1000メートル

美しい銀色の体色と赤く長く伸びるヒレが特徴的なながーい魚。平均3メートルで10メートルにも及ぶ個体も。

\ぬいぐるみ味ある/

 

デメニギス

水深:400-1000メートル

なんと頭が透明という想像の上をいくお魚です。しかももっと驚きなのが、目は緑の部分で頭の中にあり、目に見える黒い点は鼻なんです。こわ・・・

絶対に再現は不可能と思われたのに、まさかのぬいぐるみあり!

\嘘だろ。正気?/

 

ダイオウイカ

水深:300-1000メートル

一時期流行ったダイオウイカ。とにかく圧倒されるスケール感ですよね。

\みんな大好き/

ラブカ

水深:500-1000メートル

生きた化石と呼ばれているサメ。そのわりに駿河湾では普通に捕獲されたりします。

シンゴジラの第二形態(通称蒲田くん)のモデルとなったと言われています。

\さすが人気者/

ゲンゲ

水深:200-1500メートル

富山湾でとれる深海魚。幻魚と書きます。実はこれ食べたことあります。なんとも言えない味でした・・・

サナダミズヒキガニ

水深:855メートル付近

飾り紐の水引のように細くて長い足を持っています。底引き船にかかったりします。

ハッポウクラゲ

水深:660-1168メートル

8本の触手が伸びている。深海で目立ちにくい赤色をしています。

ヤマトシビレエイ

水深:〜1000メートル

放電することができ、小魚などを痺れさせて捕食します。

マッコウクジラ

水深:〜2000メートル

哺乳類のマッコウクジラはもちろん呼吸のために水面に出なくてはいけないですが、なんと90分間も潜水が可能で、行動範囲が水深2000メートルまで及ぶそうです。

ウルトラブンブク

水深:500-1600メートル

ブンブクチャガマから。ウニの一種です。棘を上手に動かして海底の砂に潜って暮らしています。

ブロブフィッシュ

水深:600-2,800メートル

世界一醜いと言われている魚。体もぶるんぶるんでボデっとしている感じだし、鼻みたいな先端の部分がなんとも・・・ですよね。でも私はこの子大好きです。

このイラストは水面から出した時のものですが、水中ではこんな感じではないみたいです。

\まさかと思ったけどぬいぐるみあった/

ミツクリザメ

水深:〜1200メートル

欧米ではゴブリンシャーク=悪魔のサメの呼称で知られています。確かに醜いです・・・

\口が気持ち悪い/

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アシボソシンカイヤドカリ

水深:300-3000メートル

何を思ったかスナギンチャクを宿としているヤドカリです。未知の部分が多いです。

ダンボオクトパス

水深:300-7000メートル

動く部分がダンボの耳みたいなタコ。泳ぐ姿の映像がかわいいです。

ダイオウグソクムシ

水深:200-2,500メートル

言わずと知れたダイオウグソクムシです。ダンゴムシの仲間です。最大で50cmにもなります。

\じっと見てるよ/

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カイコウオオソコエビ

水深:6000メートル以下 水深10,920メートルにも分布!

深海の水圧条件ではカルシウムが海水中へ溶け出してしまうらしいのですが、このエビは海底の堆積物に含まれるアルミニウムを抽出してアルミニウム化合物を含んだゲル状の物質として身にまとうことで溶出を防いでいるそう。

ちょっとすごすぎて理解できない存在です。

 

深海魚に会いに行こう!深海魚が観られるところ

2020年4月現在はコロナの影響でお出かけは難しいかもしれませんが、収束したらぜひ行っていただきたい深海魚がみられるところを紹介しておきます。

沼津港 深海水族館 シーラカンス・ミュージアム

沼津港にある深海魚をテーマにした水族館です。

何を隠そう沼津港が面する駿河湾は、最深部2500メートルで日本で一番の深さを誇ります。ラブカやメガマウスなど、古代魚が生息していることもわかっています。

このような環境で、とにかく深海への熱量がすごいです!

貴重な冷凍のシーラカンスの展示もされているので、ぜひ足を運んでみてください!

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館

戸田港で水揚げされる深海生物を中心に展示しています。

館内は平成29年7月22日にリニューアル。
ココリコの田中直樹さん含む3名により監修され、楽しく学べる施設に生まれ変わっています。

 

 

\早く会いたいね!/

深海魚・深海生物ポスター

大きさは同じ縮尺ではありません。

海底にいる生物も便宜上水中のように描いています。

水深は目安です。

深海魚ポスター

深海魚・深海生物塗り絵

 

深海生物塗り絵1 深海生物塗り絵2

 

手作り深海魚釣り

手作りの深海魚釣り用です。

手作り深海魚釣り

こちらを印刷して厚紙に貼り、切り取ってクリップをつけます。

※誤飲の危険がありますので、クリップ・磁石の扱いには親御さんが付き添い、十分にご注意ください。

深海魚釣り

深海魚Tシャツ

手前味噌ですが、深海魚のTシャツもSUZURIで作っちゃいました!

イベントに着て行ったら人気者になれちゃうかも!?私は部屋着にしています^^

魚のところの背景が白なので、白色がおすすめです!

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まとめ

かなり長くなってしまいましたが、深海の世界の奥深さを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

読むだけではつまらないので、ぜひコロナが収束したら実際に見にいったりしてみてください。

これからも自然科学系の記事をアップしていこうと思いますので、

右上プロフィールの下のSNSアイコンからツイッターをフォローしていただけると嬉しいです。

 

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