PBL=プロジェクトベースラーニング、プロジェクト学習。
この単語を聞くことも多くなってきたのではないでしょうか。
プロジェクトベースラーニングでは、あるテーマを設けてプロジェクトとして協力して進める中で、いろいろなことを学びながら実践し、答えのない問いに答えを導き出していきます。
このブログ記事では、このPBL=プロジェクトベースラーニング(以下PBL)が生徒たちにもたらすインパクトについて、英語記事を要約しながらみていきたいと思います。
PBL(プロジェクトベースラーニング)が生徒にもたらすインパクト
PBL, プロジェクトベースラーニングと聞くようになってきたけれど、実践するほうにとってはどんな影響があるの?本当に、いいことがあるの?
そう思う親御さんも多いことと思います。
そんな疑問の答えになる記事を見つけたので、要約しながら紐解いていきたいと思います。
PBLWorksのこちらの記事より引用・訳をさせていただいてます。(一部わかりやすく意訳しています)
この部分が引用・訳
そもそもPBLとは?はこちらのブログ記事の前半をみていただければと思います。
※今回参考にした記事はPBLWorksの記事のため、ここでのPBLの定義は「生徒が現実世界に主体的に関わること、もしくは個人として意味のあるプロジェクトに取り組むことを支援する教育手法である」となっています。
こちらの本によく書かれているので、ご興味がある方は読んでみてください。
熱心な心
生徒たちは学びに”本物の世界”との関連性をもたらすPBLプロジェクトにアクティブに取り組みます。
生徒は彼らとそのコミュニティにとって重要な問題を解決することができます。
PBLでは、何に使うかわからないことを机上で覚え続けるのではなく、学んだことがすぐに本当の世界にインパクトをもたらすということを経験できます。それにより、生徒たちはより熱心に課題に取り組むことになります。
より深い学び
PBLは出てきた知識をより深く理解し、維持することができるようになります。
生徒はより容易に、すでに彼らが知っていることを新しい状況に適用できるようになります。
こちらも先ほどと一緒で、PBLではあらゆる知識を学びながら使うので、より深く理解でき、定着しやすいと言えます。
大人とキャリアへの探究
生徒たちは大人やビジネス、組織、そして彼らのコミュニティと相互に影響しあい、彼らにとってのキャリアの興味を発展させることができます。
学校で行われている”真の”PBLは本当の世界=生徒たちがいるコミュニティの課題を解決することにフォーカスしています。その中で、普段は関わらない先生や親以外の大人と関わることで、役割やキャリアなどを身近に体感できます。
目的意識
偉大なプロジェクトは生徒にとって変革をもたらす可能性があります。
”本物の世界”へのインパクトを見ることが彼らに目的意識をもたらします。
目標を持って何かに取り組み、それが目の前で何かを変えた。そんな体験をすることで、無気力とは程遠い、目的意識を身につけられるはずです。
サクセススキル
生徒たちは、今日の仕事場や生活で価値のあるスキル(例えばどうやってイニシアチブをとり、責任を持って働き、問題を解決し、チームとして協力し、アイディアを伝えるかなど)を習得します。
この辺りはイメージしやすいと思いますが、グループで協力してPBLのサイクルを回すなかでスキルが強化されていくようになっています。
価値のある教師との関係
教師たちは、有意義な取り組みをしているアクティブで熱心な生徒とよく協力し、再発見された学習の喜びを分かち合います。
PBLでは、教師との関係も従来の受け身で知識を得る、指示に従う、といった一方的なものではなくなります。
一緒に考え、協力し、学ぶことの喜びも互いに感じることができるのがいいですよね。
創造性とテクノロジー
生徒たちは、研究やコラボレーションから製品の創造やプレゼンテーションに至るまで、さまざまなテクノロジーツールの使用を楽しみます。
PBLでは、調査、発表、いろいろなところに積極的にデジタルツールを使います。
それにより、これからの時代で必要なスキルを楽しみながら身につけていけるのです。
PBL(プロジェクトベースラーニング)が生徒にもたらすインパクト まとめ
このブログ記事では、このPBL=プロジェクトベースラーニング(以下PBL)が生徒にもたらすインパクトについてみてきました。
どの項目からも、受け身でない学習、現実の世界へ向き合う姿勢、そしてそれらが生徒にもたらすポジティブな影響、というのを感じることができると思います。
私もまさに、これらのPBLがもたらす影響に魅力を感じている一人で、子どもと一緒にPBLのエッセンスを取り入れられないかということで、”おうちPBL”というのに取り組んでいます。
制約も多いですが、地方に住んでおり周りで実践している学校がない中で、家庭で取り組んでいきたいと思っています。
他にも、おうちでできるSTEAM教育や3Dプリンター知育おもちゃなどに取り組んでいます。
ブログのコンテンツはこちらにまとめています。
https://chiikueigo.com/2020/01/01/contents/