- 2023年版 夏休み自由研究にも!まいにちSTEAMアクティビティで学ぼう DAY1-10
- まいにちSTEAM DAY1 : 雨を作ろう
- まいにちSTEAM DAY2 : 生き物を古い順に並べよう
- まいにちSTEAM DAY3 : 身近なものを分類して○○グラフを作ろう
- まいにちSTEAM DAY4 : 街にあふれる色を集めてみよう
- まいにちSTEAM DAY5 : 君は元素
- まいにちSTEAM DAY6 : 糸電話で交信しよう
- まいにちSTEAM DAY7 : 恐竜で集合!
- まいにちSTEAM DAY8 : コップ越しの世界
- まいにちSTEAM DAY9 : 人体パズルで遊ぼう
- まいにちSTEAM DAY10 : 滑るもの探そう
2023年版 夏休み自由研究にも!まいにちSTEAMアクティビティで学ぼう DAY1-10
気づけば楽しい夏休み!せっかくならSTEAM分野に触れるためのきっかけづくりのアクティビティをするのはいかがでしょうか。
なるべく準備するものは減らして取り組みやすいようにしています。
このため、かなり浅いところまでになっているので、お子さんが興味を持ちそうでしたらそこを起点にさらに深めていくのがおすすめです。
自由研究への導入としてもぜひご活用ください!
※2024年追記
2024年にはこれらの取り組みをカレンダーにまとめてみました。
こちらもぜひ活用ください!
まいにちSTEAM DAY1 : 雨を作ろう
おうちにあるもので雨を再現します。
1. ボウル、ボウルより小さい耐熱カップ、お湯、氷を用意
2. 大きなボウルに常温の水、カップにお湯を張りラップ=海上で暖められた水蒸気が空にのぼっていく
3. ラップの中央を凹ませて氷置く=上空で冷やされる
4. 内側に水滴がつき落ちる=雨
さらに深めるには水の循環を学ぶのがおすすめ。
NASAのwater cycleのページ
https://gpm.nasa.gov/education/water-cycle
自然の一生図鑑にも水のサイクルやその中での地球との関係など載っています。
こちらのサントリーのページでは水の三態(個体の氷、液体の水、気体の水蒸気)についての詳しい説明が載っているので、こちらも参考にしてみてください。
https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/jiten/science/01/
まいにちSTEAM DAY2 : 生き物を古い順に並べよう
知っている古生物や現生生物を集めて、それらの仲間が生まれたとされる順番を予想して並べてみます。その後答え合わせしながら年表にするのも◎
↑うちの子は意外にもジュラ紀〜白亜紀の解像度がまだ低いみたいです。
好きな図鑑等の生き物をたくさん印刷して切ってもいいですし、特にこだわりがなければ手前味噌ではありますが、こちらを使っていただければと思います。
あらが結構ありますが、素人のお手製ということでご容赦いただければと思います。。。
こちらの地球という本にも生命の歴史が年表形式で載っています。
こちらも同じく年表形式で見られるのでおすすめです。
まいにちSTEAM DAY3 : 身近なものを分類して○○グラフを作ろう
身近にあるものを大きさや色で分類して数を表す棒グラフ風に作ります。
グミを色で分ける、石をサイズでわけるなど。表にするよりも視覚的に分かりやすくなるのを確認。
その後棒グラフや割合で円グラフにしてみても◎
よろしければこちらの実験ノートのグラフテンプレなど使ってみてください。
まいにちSTEAM DAY4 : 街にあふれる色を集めてみよう
街にある看板、会社のロゴ、ブランドなどの色をこちらのテンプレを印刷して持って行き、メモしてみる。
それを見てどう感じたか、どうしてその色にしたのだと思うか書いてみる。
注意を引きたい!(標識など)や会社をこう見せたい!(コーポレートカラー)というときに、色が人に与える印象が大活躍することを実感してみよう。
※キョロキョロしながら歩くと危ないので、安全なところで止まってからあたりを見回してメモしてください。うちも必ずそうしてます!
色についてはこちらのKhan academyにあるPixar in a boxのColor scienceも面白いのでぜひ。
https://www.khanacademy.org/computing/pixar/color
まいにちSTEAM DAY5 : 君は元素
1. 君を作っている元素のトップ1, 2を当ててみよう
2. これらの元素を元素周期表でマッピングしてみよう。どのあたりが多いかな?
3. ミネラルと呼ばれているのはこの中のどれで、どんな食べ物から取っているか調べてみよう
それぞれの元素はどんな形で体内に存在して、どんな役割を果たしているの?など広げてもいいと思います。(沼!!!)
※ちなみに答えは1. 酸素 2. 炭素です!
元素のおもしろ小ネタはこれがおすすめです。
周期表と元素に興味が出てきたら、こちらがビジュアルも綺麗でおすすめです。
食べ物に含まれる栄養素は子ども用にこちらがおすすめ。余談ですがこれで少しは野菜を食べるようになりました!!
まいにちSTEAM DAY6 : 糸電話で交信しよう
糸電話を作って離れた場所との交信&糸やコップが振動していることを体感しよう。
次に、下記を変えてみてどう変わるか確認しよう
糸の種類
糸の長さ
糸を緩める
途中にもう一つ繋げてみる
この交信は”波が伝えている”がキーワード。
声がコップの底を振動させ、それが糸を伝って反対側のコップを振動させて相手に聞こえる。
電話が使われる前には、糸電話が生活で使われていたこともありました。
他にも、TV番組でどこまで長くできるかやったところ、800mまでいけた例も!
https://www.ntv.co.jp/dash/articles/651obm94q5m3elh3sv.html
特殊な糸を使ったとはいえすごい!
種類は違うけれど、宇宙との交信も”波の一種”を使います。
人と人の交信だけでなく、宇宙人(地球外生命体)からのとある種類の”波”の交信を期待して観測をしている例もあります。
(とある波とは1420MHzの電波。宇宙で最も多く存在する水素が出す電波です)
残念ながらまだ知的生命体からの信号を受信したという報告はないようです。でもロマン!!!
まいにちSTEAM DAY7 : 恐竜で集合!
数学の集合で習うベン図に恐竜をおいて分類してみます。
1. 肉食恐竜でツノがあるのはどこ?
2. 肉食恐竜でツノがないのはどこ?
3. 草食恐竜でツノがあるのはどこ?
4. 草食恐竜でツノがないのは?
すみません、ちょっと恐竜大きすぎたので縮小コピーがおすすめです。
○ベン図について
ベン図にも色々あって、この例のように2つの集合ではなく、3,4,5、はたまた6つの集合を表したものまで!
どうやったら表せるか考えてみるのもおすすめです。
また、ベン図はプログラミング的な考え方としても重要です。
「こういう場合に当てはまったらこういう動作をする」、という指示をするときに役立ちます。今から親しんでおくのが◎
○恐竜について
肉食恐竜でツノがあるのは珍しく、カルノタウルスがその代表です。
ケラトサウルスにもツノのようなものがあるので肉食でツノがある、に分類していますが、人によってはカルノタウルスだけ!という考え方もあるようです。
打って変わって草食恐竜にはツノを持ったものがたくさんいます。
(ひっかけとしてはパラサウロロフスの頭はツノではなく、トサカです!うちの子もひっかかって、「これ、ツノだと思ったなあ〜」「ツノに見えるんだけどね!」と何度もつぶやいていました笑)
肉食でツノがある生物がいるかは私も分からないですが、現代の生き物でもこの分類はできるので試してみてください。
まいにちSTEAM DAY8 : コップ越しの世界
1. 円筒形のコップに水を入れる
2. コップの向こう側のすぐ近くに何かを置く
3. 少しずつ遠ざけてみると….
普段気にも留めないけれど、実は不思議な世界が広がってます。
どの位置でどう見えたかまでできたら完璧!
光の屈折の世界へようこそ!
まいにちSTEAM DAY9 : 人体パズルで遊ぼう
1. ↓の人体パズルを切って人の器官を正しい位置に並べてみよう
2. 答え合わせをしたら、それぞれの役割を調べてみよう
3. タコやクラゲの器官を調べて同じところと違うところを比べてみよう。どうして違うと思う?
できるところまででOKです!
まいにちSTEAM DAY10 : 滑るもの探そう
1. 滑り台orブロックなどで坂を作る
2. 身の回りにあるものを滑らせてみる
※滑らせても危なくないか確認してから
3. どこまで滑ったか長さを記録する
4. 滑りやすいものの特徴は?
5. 坂の角度や地面の材質を変える
エネルギーや摩擦への導入にも最適です!
まいにちSTEAMはこちらにまとめています↓
こちらはこんな分野を学ぶきっかけにしたいな、という内容からまいにちSTEAMを使っていただけるように作成した逆引き表です。
きっかけとして活用いただければ嬉しいです!