去年のクリスマス、思い切って3Dプリンターを購入しました!
理由は、「知育や教育に役立つおもちゃなどを作りたいから」でした。
STEAM教育に力を入れたいと思っていたこともあり、実際にいろいろと作っていく中で、これはとても教育に使えるなと感じています。
3Dプリンターって教育に役に立つの?と思っている方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。
3DプリンターでSTEAM教育 身につく力3つと教育への使用例【随時更新】
こちらの記事では、私が3Dプリンターで身につくと思った力3つと教育への使用例を書いていきます。
これから作るものも随時更新していこうと思いますので、ぜひたまにのぞいていただけると嬉しいです。
3Dプリンターで身につく力3つ
3Dプリンターを導入することでこんな力が身につくと感じています。
3Dに触れることでイメージがつく
言わずもがなですが、実際に立体のものができるので3Dのイメージがつきやすいです。
本、図鑑、プリント、ドリルなどだけではなかなか3Dのイメージがつきにくく、どうしても座学をしている感が抜けません。
特に図形問題などは立体のイメージが持てるかどうかでかなり理解が変わります。
日頃から立体に慣れておくと空間認識能力も鍛えられていくと考えます。
とはいえいろいろな立体を用意するのは大変ですし、お金もかかるので、3Dプリンターでさくっとつくることができるのは利点です。
また、自分で3Dのモデリングができるようになってくると、さらに3Dのイメージがすぐわくようになってくると思います。
最初は自分でモデリングが難しくても、検索するといろいろなフリー素材的なファイルが見つかるのでそれをつくるだけでもOKです。
例えばこちらはNASAのページで公開されているファイルから作りました。
「欲しいものは買う」から「自分で作れないか?」という意識になる
私にとってはこれが一番大きな変化でした。
知育おもちゃを眺めていると、欲しい!でも高い!そんなおもちゃたくさんありますよね。
もちろんまるっとパクるのは良くないですが、カテゴリーとして例えば図形パズルや子ども用工具などのアイディアを取り入れて実現することは可能です。
私が買った3Dプリンターは3万円台でした。
材料となるフィラメントも1kgで2,500円ほどとかなりリーズナブルです。
※ただ、こちらの3Dプリンターは外国製のため、アフターサービスがあまり期待できません。何かあったら購入金額分がパアになってしまう・・・なんてこともあるかもしれませんので、賭け要素が入ってきます。ということで手放しでこれがおすすめ!というわけではありませんので、くれぐれも自己責任で・・・・
あとは知育おもちゃに限らず、これ立体にしてみたい!というものを立体にしちゃうのが楽しいです。
もしかしたら世界でこれひとつかも!?というものを作ることができます。
この間は大仙古墳をつくりました。
何よりすぐに作れるのも魅力です。
欲しい!と思ったらすぐ手に入れたいのに、そういうものがあるのか探したり注文しても届くまで時間がかかったり。
最悪、届いた頃にはお子さんの興味が薄れてしまっていることもあるかもしれません。
そんな勢いが大事な教育において、思いついてから数時間でできてしまうのは大きな魅力です。
モデリングの知識・技術がつく
私自身、3Dプリンターを買って初めて勉強して知ったことがたくさんあります。
イラストから3Dプリント出力をするにも、お絵かきソフト→JPEGで保存→SVGに変換→Fusion360で押し出し→スライサーソフトのCuraで設定→Gcode→プリンターと様々な工程を経てやっと実物ができます。
私もまだまだ勉強中では偉そうなことは言えませんが、モデリングの知識・技術はこれからの時代でも絶対に無駄になることはないと思います。
わたしがいつも実際にやっている手順はこちらにまとめています。
3Dプリンターの教育への使用例
パズルを作ろう
導入にとてもいいと思うのが、パズルです。
なぜなら平面をただ高さを決めて押し出すだけでできるので、モデリング初心者でも何も考えずつくることができるからです笑
あとはアイディア次第かなと思います。最近はパズル職人と化しているので、つくったものを紹介します。
敷き詰めパズル
※こちらは恐竜のパズルです
知育っぽい型はめパズル
こちらはくるまパズルです。
日本地図パズル
難易度高くて自分でも挫折した日本地図パズル。
ナンバーブロック
こちらは高さがその数に比例しているので足し算が学べるブロックパズル
※こちらはHikaruさんにデータいただきました。Hikaruさんは3Dモデリングが学べる3Dオンラインスクールを運営されてます^^
立方体パズル
図形敷き詰め問題パズル
分数ピザパズル
周期表パズル
立体パズル
テトリス
クッキー型サンドイッチ型を作ろう
クッキー型も比較的簡単に作れるのでおすすめです。
こちらは歯車クッキー。
サンドイッチ型
ボードゲームアイテムを作ろう
例えばすごろくや人生ゲーム、チェスなどの駒も、自分で作ったものならもっと楽しいかもしれません。
こちらはフリー素材から持ってきたロボットくん。このサイズのものをいくつか作ってチェスの駒にしようとしています。
好きなものを立体にしよう
私は古生物や両生類などが好きなので、ただ立体にして楽しんだりしています。
子どもも立体になっているとお風呂で遊べたりしておもしろいようです。
イラスト定規
部品・工具を作ろう
これからやろうと思っているのが、ナットやレンチ、ドライバーなどの工具おもちゃをつくること。
からくりも興味があるので、これから勉強しようと思っています。
3DプリンターでSTEAM教育 身につく力3つと教育への使用例 まとめ
3Dプリンターを教育に導入することで身につくと感じている力3つと使用例をいくつかあげてみました。
これからも試行錯誤しながら進めていく様子をアップしていく予定ですので、たまに覗いていただけたら嬉しいです。
わたしが普段実際にやっている手順はこちらにまとめています。
私は持っていないのですが、3Dプリンターの中には液体の光硬化性樹脂に紫外線(UV)を当てることで造形する、光造形3Dプリンターという種類もあります。
ご興味があれば、こんな親切な通販もありますのでこちらも覗いてみてください。
ブログのコンテンツをまとめています。
https://chiikueigo.com/2020/01/01/contents/