EdTech(エドテック)という単語、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
なんとなくテクノロジー的な何かでしょ?と思いつつ、詳しくは知らないかも、という方に知っていただくべく、この記事を書いてみました。
これからお子さんの教育を考えるにあたり、避けることはできないEdTechについての定義や実例と、メリットデメリット、実際にやってみた感想を書いてみたいと思います。
EdTech(エドテック)って何?メリットデメリットと実際にやってみた感想
この記事では、EdTechとは?というところから、実際に自分がやってみた感想まで書いていきたいと思います。
EdTech(エドテック)って何?
こちらのEdTechが変える未来という本では、エドテックをこのように定義しています。
Education(教育) とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語で、2010年頃にアメリカで生まれた言葉です。(中略)テクノロジーを用いてこれまでの教育や学び方を変えていくことが、エドテックの本質なのです。本書では、エドテックを「デジタルテクノロジーを活用した教育のイノベーション」と定義しています。
おもしろいのは、子どもに限らない、というところです。
ライフシフトにもあるように、人生100年時代、大人だって仕事⇄学ぶを繰り返しながら生きていく時代です。
EdTechの波にのりながら、大人も生涯学び続けるのがこれからは求められると感じます。
EdTech(エドテック)ってどんなものがあるの?
今、すでに身の回りにありとあらゆるEdTechがあふれています。
・オンライン大学MOOC
Coursera(コーセラ), edX (エデックス), JMOOC(ジェイムーク)など
・オンライン学習プラットフォーム
Udemy(ユーデミー), Linked-in learningなど
・学習アプリ/タブレット学習
Amazon Kids, Tinybop, スタディプラス(学習管理サービス)、スタディサプリ, ELSA Speak(英語の発音アプリ)など
・オンライン英会話
レアジョブ、ネイティブキャンプ など
・スキルシェアサービス
ストアカなど
・オンライン習い事
そろばん、CLASS101、Peatixなど
どうでしょう?
気づかないうちに自分もEdTech取り入れていた!という方も多いのではないでしょうか。
あとの章で私が実際にやってみたEdTechの例と感想を載せていますので、ぜひどんなものかイメージしていただければと思います。
EdTech(エドテック)のメリットデメリット
メリット
家にいながら学べる
これこそが真骨頂ですよね。
今までしっかり服を着てメイクをして通学時間をかけて学んでいたことが、パジャマだって5分前まで寝ていたって受けられるというのは、時間効率的に画期的です。
その分を学習の時間に当てることができます。
地域格差がなくなる
家にいながら学べる、と被るように感じるかもしれませんが、地方に住んでいる身としてはこちらの方が切実です。
現状、教育の機会というのは都市部に集中していると言わざるを得ません。
習い事ひとつ取っても、私の家の周りでは対面では受けることができないレッスンが都会には数え切れないほどあります。
そんなものへ地方にいながらオンラインでアクセスできるようになったら、地方に住んでいる子どもの可能性がぐっと広がります。
世界の専門家から学べる
今までだったら、何かを専門家から学びたい!となった時には、その国に行く必要がありました。
それが今は世界の有名大学の授業を全てではないにしても受けることができます。
ただ、世界で最新の情報というのは、まだ日本語訳されていないことも多いです。
そんな最先端の情報に、気兼ねなくアクセスして自分に取り込んでいける人になって欲しいという願いから、我が子には英語を学んで欲しいと思っています。
対面よりコストが抑えられる場合がある
例えば今までは賃貸料が上乗せされていた塾や習い事などは、オンラインの方が安くなるかもしれません。
一度作ればずっと使える授業ビデオなども対面授業よりコストを抑えて手に入れられるでしょう。
また、EdTechが起こった動機として格差をなくす、という理念がある場合も多く、無料で公開してくれている授業なども多いです。
デメリット
実際に触って感じて学ぶものは難しい
画面越しになる性質上、触って近くで見ながらやるものは難しいです。
現時点ではオンラインでは視覚と聴覚しか伝達できないので、例えば、触感や匂いを感じることが重要な場合は向かないですよね。
スポーツなどもこちらに入ると思います。
この辺りはもしかしたら今後、テクノロジーが進めば解決されてくる部分かもしれません。
設備・道具が家で再現できないものは難しい
大きなプレス機が必要、焼くための炉が必要、たくさんのブロックが必要・・・そんなレッスンは自宅でやるのは難しいですよね。
この辺りにはどうしても制限が出てきてしまうと思います。
オンライン授業は小さい子にはより難しい
これは相当感じます。
そもそも画面の前に座っていたりするのが難しい。
フィジカルに通える教室ならばその空間に先生が一緒にいることでなんとかなるレッスンも、小さな画面のカメラに映る範囲にお互いがいないといけないというのはかなり制約があります。
この辺りは親御さんの相当なカバー力が必須です。
モチベーションの維持が難しい=サボっちゃいたい気持ちになりがち
これは自戒を込めて。
例えば対面レッスンや講座を申し込んでしまうと、どんなに嫌でも(すみません…)会場に行ってしまえば気持ちがうまく切り替わります。
ところが、なんだかオンラインの講座だと、ああちょっと無理、と5分前に逃げ出しちゃうのが、とってもやりやすい・・・(すみません…)
強い気持ちが必要になってきます。
複数人でのレッスンの空気感が読みにくい
これもちょっとしたストレスを感じるポイントです。
会話に入っていくタイミングが難しかったり、重なってしまったりしてあわわわとなってしまうことも。
この辺りは慣れもあると思います。
詰め込みすぎる
これはオンラインの気軽さで、セミナーなどわざわざ遠くに出向かなくても受けられるようになったことで、たくさん申し込んでしまってパンクする、という自体も起きています・・・
体はひとつ、計画的に。
こうかくとたくさんデメリットもありますが、メリットがそれを上回っていると、特に地方に住んでいるわたしは思っています。
あとは自分なりに住み分けをして上手に利用するのがいいかなと思っています。
EdTech(エドテック)実際にやってみた感想
わたしが実際に取り組んだことがあるEdTechについて書いてみたいと思います。
Coursera(コーセラ)
わたしは恐竜や宇宙が好きですが学者になる道はとうの昔に諦めたので、最初にその辺りの授業を受けられると知ったときは嬉しくてたまりませんでした。
期限以内に終わらせないと修了証がもらえなかったり、お互いに点数をつけ合うレポート課題があるものなどもあり、しかも英語なのでなかなかハードでしたが、いい機会でした。
こちらの記事に詳しく書いています。
Udemy(ユーデミー)
こちらも「オンライン学習プラットフォーム」をうたうゴリゴリのEdTech、Udemy。
オンライン大学よりもより実践的なものが多い印象です。
Udemyのプラットフォーム自体も使いやすく、これからもっと伸びていくのではと思っています。
たまにセールで破格になっているときがあるので、そういう時に購入するのをおすすめします。
外部セミナー
仕事関係の専門的なセミナーや、趣味で教育関係のセミナーをオンラインで受けています。
この状況で以前は対面だったセミナーがどんどんオンラインになっており、ある意味地方に住んでいる人も移動費をかけずに受けることができてチャンスが広がっているとも言えます。
オンライン英会話
日本でははしりの頃からやっていたオンライン英会話も、よくよく考えると立派なEdTechです。
最近また英語力をあげたいと感じており、ネイティブキャンプに取り組んでいます。
子どもがもう少し大きくなったら、一緒にチャレンジしてみたいと思っています。
参考文献
EdTech(エドテック)って何?メリットデメリットと実際にやってみた感想 まとめ
EdTechとは?からメリットデメリット、実際にやってみた感想までまとめてみました。
EdTechは何よりその気軽さも魅力。気になったところからぜひやってみて慣れていく、というのをおすすめします。
我が家がやっている子ども向けのEdTech系サブスクについてはこちらにまとめています。